以下全文
北海道の船外機修理販売及びボート中古販売事業者のアクセルマリンと申します。
船舶安全法施行規則等の一部を改正する省令案に関する当方の私見を述べさせていただきます。
・本件事故報告書に記載されている通り、事故の原因は船体の安全性が著しくかけた状態であった事と、運航事業者の業務遂行能力及び安全意識の欠落に最大の要因があった事は明確である。
・類似の事故の再発防止として最も有効な手段は上記の改善である。
・新たに推奨される備品類に多大な費用をかけさせて強制搭載させるより、その費用の一部でも船体の補修に回した方が安全性は高まると考える。
・本件に関して言えば船首のハッチ閉鎖不良と区画に開いた穴、並びに不動であったと言われているビルジポンプ等を強制的にでも修理させる事が出来ていれば少なくとも事故報告書の内容とは違った結果となっていた可能性は考えられる。
・逆にイカダを搭載していたとしても本件の状況が発生する事自体に、当然ながら変化はない。
むしろ重量が増えた分、船体が復元不能になるまでの時間的猶予としては幾分か望ましくない側として機能する。
・当時の海況下では展開したイカダに乗船する事さえままならず、本件に限っては、その搭載効果に疑問が残る。
・また推奨される搭載品は非常に高額であることから上記した内容を鑑みるに費用対効果に疑問が残る。
・搭載によって安全性が高まる船体や運航状況がある事は理解できるが、全てのケースがそれに当てはまるわけではない。逆に重量増や船上でのスペース圧迫に伴う行動制限が増える事で返って安全性を損なう場合も考えられる。そのことについても慎重に検証がなされているのか?
・そもそも天候不安がある状況で、単独航行したこと自体が最大の問題なのであって、これの問題解決に優先的に取り組むべきだと考える。
・通達から決定までの時間が、あまりにも短すぎる。意見公募の期間も非常に短く、事故調査にかけた膨大な時間を考えると早急すぎて決定に慎重さを欠いていると言わざるを得ない。
・現状でも廃業の瀬戸際にある事業者や、闇営業を行っている事業者が多数存在しており、今回の改正案がこのまま決定されるのであれば、こういった状況は望ましくない方向に更に進むことが予測される。
またそれによって発生する新たなトラブルや事故の影響も考慮が必要である。
以上、簡潔ではありますが意見を述べさせていただきました。
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コメント投稿のお願い
最初にお断りしておくと、今回の決定が私の仕事に与える影響は限定的で、遊漁船、観光船事業を実際に営んでいる当事者の方達に比べると部外者と言われても仕方ないのない立場にあります。
なのでこれは私たちを助けてくれと言ったお願いではないと理解してください。
これは私の個人的な怒りによる皆さんへの行動の推奨です。
私は全体利益を無視して既得権益者が私腹を肥やしたり、自身の立場を維持するためだけに、弱い立場の人間が一方的に割を食う構造にいい加減腹が立っています。
私たちは何もしないので舐められ貪られ続ける一方です。
エッフェル塔のおばさんに馬鹿にされ、悪い外国人に好き放題され、今では熊共にもなめられる始末。
これ以上行動しないのは行動して敵を作るより遥かにリスクが大きい行為だと思います。
以上のような考えから意見や不満のある人は人任せにせず小さくとも行動することを推奨いたします。
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