今回は船外機用油圧ステアリングシステムの商品比較記事です。
偶然、同時期に開封したので各部違いを見ていきます。
ちなみにこの二つは値段的にもみてもサイズ的にみても、おおよそ同等品と言えます。
ヘルムポンプ
見た目の違いはこんな感じです。
内部構造は似てますが、仕様オイルの番数は異なりますので注意が必要です。
また取付部の寸法や前後位置関係も若干違います。
マロールの方がユニカスよりハンドルが手前側に来ます。(写真右がマロール。露出部分が長い事が分かる)
見た目は好みが分かれるところです。
個人的にはユニカスが漁師さん好みのデザイン。
マロールはレジャー向きのデザインといった印象を受けます。
シリンダー
見慣れない人にとってはどちらも同じに見えるでしょう。
見分け方についてはそれぞれ社名がローマ字で記載されていますので参考までに。
デザインで言ったらマロールの方が手が込んでいるように思えます。
ここは外見上目につく部品なのでデザインにもこだわりたいところ。
ちなみにマロールはショートストロークタイプもありますので下記リンク記事を参照ください。
【マロール・marol】c-32…ss-wr【キャプテンハンドル】
この部品は船外機や船体と干渉する可能性がある部分なので、状況によっては取付に難儀する事があります。
販売時はヘルムポンプも含めた上で、より取付時の手間や加工が少ないと思われる方をお勧めしています。
取付中に予想外の事態が発生して追加の部品や加工が必要になっても、見積金額を変更する事は容易ではない事がその理由です。
ホース
どちらもホース付属ですが、標準状態ではマロールの物が細いです。
これは配管時に隙間を通す上で利点になります。
強度的には太いものに分がある印象ですが、ラフな扱いをしなければ気にする必要はありません。
オイル
最後に各純正オイル。
前記したように粘度が違います。
寒冷地の場合、寒冷地仕様が用意されていますので、冬季に操作が重くなる人は交換も検討してみてください。
最後に
いかがでしたか?
正直違いがよくわからなかった人が大半だったと思います。
実際どちらのメーカーか指定されることは少なく、多くの場合は取付の都合などや予算を考慮したうえで最適とおもわれる方をお勧めしております。(マロールの方が若干高い)
動作の軽さに関しても同一条件で比較する事が出来ないのでよくわからないと言うのが正直なところ。
取りついてさえしまえばどちらを選んでも大きな後悔はないと思います。
選択を間違った場合、後悔や苦労するのは販売取付する私達ですね(笑)
ちなみに値段については工賃も絡みますので購入予定のお店に直接聞いてみてください。
以上よろしくお願いいたします。