サクラマスジギングは意外と簡単!みんなもやってみよう
・こんなことを言うと釣りプロの人や玄人の方々に怒られそうだが、実際、経験値の低い私でも比較的容易に釣ることができたので単純に釣る行為自体は難しいものではないと言っても差し支えないと思う。
もちろん、誰よりも釣るとか釣らせると言った事には長い時間をかけた経験則が必要になるのは言うまでもないが、良い状況の時にその場にさえ立たせてもらえれば正直な所、小学生でもサクラマスを釣ること自体は可能だ。
わたしも最初は難しい魚のイメージを持っていたが、一度やってみれば案外簡単に釣れて拍子抜けした記憶がある。
かといって、いつでも釣れるわけでもなく明確にルアーや誘い方や場所選定などの腕の差もでるのでゲーム性が高い。※魚なのでどうやってもダメな日もあります
とにかく、難しいことを考えずに一度やってみることを私は強くお勧めしたい。
道南にはサクラマスジギングで出船してくれる遊漁船が複数あるので、この記事を読んで一度乗船を検討してみてほしい。
ジグを投入している時間は常に魚が掛かる可能性があり、サバやホッケ、場所によってはメバルやタラなどの貴重な食料も確保できる。
家にいる時間にこれらの魚が針にかかる事だけは100%ない。
準備
段取り8分という言葉があるが、これは仕事の大半は段取り(準備)で決まるという意味である。
釣りも一緒で、釣果は船に乗るまでの事前準備や情報収集で8割がた決まると私は思っている。※残り二割は運と技術の掛け算。どちらかが0なら結果は0
また、初めての沖釣りの場合だと労力の8割がここに集中する。
なので準備も釣りの一部だと思って、全精力の8割を投入してここだけ乗り切ってもらいたい。
そうすればサクラマスは釣れる。
乗る船を決める
ここがまず一丁目一番地で最大のハードル。
逆にここさえ超えればサクラマスは釣ったも同然と言っても過言ではない。
※自然相手なのでダメな日は仕方ないが、一回ダメ程度で諦めるようなメンタルの持ち主であればそもそも釣りは長くやってられない。
初めての相手に電話をかけるのは少し緊張するが、私の感覚では大多数の船長が良い人。
客商売なので、皆さんがイメージする海の荒くれ者の様に問答無用で怒鳴り散らかす人は逆に稀。
人格が破綻している人もいないとは言えないが、それは遊漁船に限らず日本全国どの業界にでもいらっしゃるので避けようがない。
いまはネットの情報もあるし、リアルな知り合い等の口コミを頼りに電話してみよう。
中には色々レンタルしてくれる船もある。
タックル
これは正解というのが人によって変わるので飽くまで一例だと認識してください。
・ロッド→ライトジギングロッドもしくはスロージギングロッドでMax150~200g付近
・リール 両軸タイプでハンドルの長いもの。カウンター付きであれば尚良し
・ライン PE2かPE1.5 リーダーは20~30ポンド
尚、リーダーが切れると結ぶのは寒い&揺れるので非常に大変。
予備タックルもあったほうが安心感はあります。
いずれにしても、水深の深いところでジグをしゃくるのは想像するよりも体力を消耗するので、この辺はショア用タックルだと非常にやりにくい。
またサクラマスはレンジ(水深)につく性質があるのでカウンターがあったほうが狙いやすく、自分が釣れた水深がどこか同船者と情報共有がしやすい。
あと、乗合船の場合はラインの太さなどにルールがある場合があるので事前に確認が必要。
ジグ
こんな感じのものを重さや色違いで2~3本持って行ってください。 私は130g~150g位をメインで使ってます。
これは完璧になるまで金をかけようと思えば本当に色々買ってしまうので、実績のあるジグを店員や船長もしくは経験者に聞いて買いましょう。
誘いの基本はゆっくりしたワンピッチジャークですが、回収中やヨーヨー釣り(巻かないで上げ下げ)、完全放置などでも釣れたりします。
色でも釣果に違いは出ますが、この辺は追求すると散財しがちなので釣具店に聞いて定番商品とカラーをまずは用意しましょう。
魚がいて食いが立っている場合はホッケ並みに獰猛に食ってくるので、よほど外した選択をしなければ釣れるので安心してください。
針やベアリングなども家でセットしておけば現場での準備が楽です。
その他
・画像は私が釣りに行くときにチェックしているリストです。
特に注意が必要なものをピックアップします。
防寒着
暖かい恰好をしてください。
特に手袋は必須。塗れた手に冬の冷たい風が当たると痛くて釣りどころではありません。軽く麻痺します。
見た目を気にしなければ画像のような防寒タイプは暖かいです。
ただ、滑り止め成分がペーパーやすりのようにザラザラしているので、サミングの時ラインにダメージが入る懸念があります。
なにか安くていい製品があれば教えてください。
酔い止め
酔いは疲れを増長させ集中力を低下させます。
酔い止めは飲んでいきましょう。
行動食
携帯性がよくてカロリーが高い食物を持参しましょう。
釣行中に腹が減ってスタミナが落ちることを防止するのが主目的ですが、登山同様に最悪遭難(漂流)した時の事も常に頭に入れておきます。
私はたまに忘れて全部食べてしまいますが、このような軽率な行動は万一が起きた場合には大ピンチになるでしょう。
水も同様です。
これ以外にも忘れ物をしないように注意しましょう。
必要なものやそうでないものは船によって変わります。自分が乗る船の船長さんに色々聞いてみてください。
あと事前にサクラマス釣りについて色々調べていたほうが、本当に自分に必要な質問ができると思います。
ネットで単語を調べれば分かるような内容を繰り返し質問していると、お互いの時間を浪費するのでよくありません。
おもに聞く内容としては
・釣り方 ※同じ魚でもバケ釣りやキャスティングの場合もあるのでタックルが合致しないと参加不能に
・タックルの要件 (ラインやリーダー) おまつり防止や迷惑防止 細すぎるラインでドラグズルズルは多くの場合よく思われません。
・特別に持参するものと必要のないもの 船上のスペースの都合で持ち込みを遠慮してほしいものがある場合があります。
・また上記したようにタックルやライフジャケット等を貸し出してくれる船もあります。
地域や場所によって釣り方は変わりますが、まだ狙える時期は続きます。
噴火湾方面ではキャスティングで狙ったりもします。
ただ数匹釣るだけなら意外と簡単ですが、極めようとすれば極めきれないほどの奥深さがあるサクラマス。
使用タックルは、近海でのルアー釣りの多くに転用可能なので、興味のある人はこの機会に是非挑戦してみてください。