前回更新以降の中古船外機の販売実績の紹介です。
本来であれば整備して製品化→ホームページ掲載→販売となるのですが、整備前や掲載前時点で買い手がついてしまい納品に追われ更新が今になってしまいました。
船外機の中古は販売に耐えうる優秀な個体の数が少ないのと、整備などで販売までに手間がかかる&販売後も手間がかかる(クレームがある)のがネックですね。
なので必然的に中古を積極的に扱うお店が少なく私もまだまだ供給能力が低い状態です。
しかし開業当初に比べるとだいぶ処理能力が上がってきたので、今後も改善していきたいですね。
ヤマハF25A カウリングオリジナル艶消し塗装
中古船外機は外観がボロボロの物が多いのですが、買う方からすれば安い買い物ではないので多少なりとも良くしたいところ。
しかしカウリング交換も全塗装も非常にコストがかかるので、やると販売価格が大きく上がってしまう。
なので外観の良さと低コストのバランスを模索して実験的に塗ってみたのがこの艶消し塗装です。
次回はカーキ色(砂の色)で塗ってみたいですね。
ヤマハ F60C 運転時間少
普段あまり手に入らない運転時間の少なく状態のよいもの。中古は基本壊れるか限界まで使ったものが多いのでこのように状態の良いものは珍しい。
こういうものは特に整備コストをかけて販売単価を上げる代わりに、過酷な使用が想定される人や整備に行くのが困難な遠方の人に売ります。
玉数が少ないので買う人の要望に合う商品が常にある訳ではありません。
あるものをなんでも売る訳ではなく、この人に対してこの商品を売るべきかか否か都度判断しています。
これは綺麗ごとや職人気質のこだわりではなく、販売後の対応の事まで考えると商売人として至極当然の事なのです。
ヤマハ F90B
こちらも比較的状態のよいもの。私は基本的に船外機が好きなので仕上げた中古は自己所有したくなるのですが、それだとお金がつきるので我慢しています。
エンジンの調子も良く、試運転時は非常に良い走りをみせてくれました。
船体も軽く、豪快なスロットル操作もあって私が転がって頭を強打しそうになるほどの加速を見せてくれました。
皆さま操船はお手柔らかにお願いします。
準備中 ヤマハF60C カウリングブラック塗装
F25Aで記述した内容と同様に実験的にスズキ指定色を塗ってみたものです。
ヤマハ純正色が大幅に値上がりしたのが実行を試みた動機なのですが、結果的には大きくコストは変わりませんでした。
理由としてはヤマハのスプレーの場合
1プライマー(個人の判断。私は使用) 2本剤(必須) 3クリアー(任意。新品は馬力によって標準)
といった比較的ラフな感じなのですが、スズキの指定スプレーは
1プライマー(必須)2本剤 (必須) 3クリアー(必須)
となっており、必然的に使用量が増え本剤の値段差をあまりかんじられませんでした。
現在野外で直射日光に当て続け耐久性を見ています。(しばらくチェックしてないのでハゲてたらショックだな…)
ちなみにこちらのエンジンは中古船体とセットで販売しようと考えています。
・このほかにヤマハF40Bもあったのですが写真を撮り忘れてしまいました。
・中古を探してくれとの要望が多数ありますが、玉数が少ないので現時点ではご期待に添えれない場合が多々あります。特にLトランサムのモデルは販売できる優良物件が極めて少ないです。
・各商品の値段に関しましては、もはや客先に渡ったものなので本記事での掲載は差し控えさせていただきます。
・中古船外機のおおよその価格を知りたいという方は直接お問い合わせください。