今回紹介するのは画像の三種類
左からマリンガード、ボートポリッシュ、スーパーキャブレタークリーナーです。
今回この三つを選んだ理由は単純に新品が手もとにあったからというのもありますが、一番の理由はシンプルに効果の高い商品だからというのがあります。
メーカー推奨純正ケミカルってなんとなく「安物と大差ないのにブランド力で高く売ってる」イメージをお持ちの方が多数いらっしゃると思いますが、ヤマルーブ製品は一味違います。
私は業務上これらの製品を実際使っていますが、決してメーカーさんへの忖度で使っているのではなく単純に効果が高く役立つので使っています。
効果が弱いものを使っていては仕事がいつまでも完了しません。
今回紹介する商品3点は全て私が業務上使用するために継続購入している商品です。
それでは順番に紹介していきます。
①マリンガード(船舶用防錆浸透潤滑剤)
超便利アイテム。船外機の万能薬とも言えます。オロナイン軟膏的な万能さです。
ジャンルとしては潤滑スプレーなので類似の製品は多数ありますが、「市販品の中では最高レベルの強力さ」を謡っているだけあってその効果は絶大です。
用途としては
・手軽で強力な腐食(錆)防止。
・ガチガチに固着したボルトを何とかしたい。(ひどい塩付き等では何とか出来ない事も有り)
・可動部を滑らかに保ちたい
等があげられます。
業務上の出番は非常に多く、オーバーホール中の部品の一時的な防食や、先ほど挙げた固着部品への対処時などに大活躍します。
潤滑については少し注意が必要で、浸透力が強いので船外機カバー(カウリング)の内側にある電気系の部品にはあまりドバドバかけない方が良いです。
今のところやったことがないので不具合が起きた事例もありませんが、やめた方が無難だと思います。
また潤滑剤には適材適所があり、箇所によっては純正グリスなどと使い分ける必要があります。
私は自分の釣りのリールに関しては、使い分けを無視して全てマリンガードオンリーでメンテナンスしているのですが、手軽で強力である一方、純正ケミカルの適材適所には性能や耐久面で少し劣ると最近感じ始めています。
※(リールが壊れてもなんの保証もないので決してマネしないでください)
当然ですがやはりリールにはリールの専用ケミカルが適しているようです。
これがまさに適材適所です。
この製品はマリン用なので海水に対して特に効果を発揮するように作られています。
金属が水に濡れていても、水と金属の間に浸透していきます。
皆さんもマリン製品にはマリン用ケミカルを使用していただき、ぜひ長く快適にお使い頂きたいとおもいます。
②ボートポリッシュ
FRPボートの塗装であるゲルコート(トップコート)用のポリッシュ。
具体的にはすごく細かい研磨剤とワックスで構成されています。
その為、多少の汚れは比較的簡単にとれてしまい、乾いた布で拭き上げるとワックスまでかかっている優れものです。
私自身も主に船体をきれいにする目的で使用しています。※汚れの程度や範囲によっては本剤が適材とならない場合もある
ウエスに適量取って、気になる所を手で磨くような使用方法に適しています。
これは実演した方が魅力が伝わりやすいので、いつか動画をとってみたいですね。
実際現場に修理に行っているときは、このような商品をゆっくり紹介できる機会があまりないのですが、たまたま時間に余裕があったり話の流れで効果を実際に体感してもらえれば結構な確率で買っていただける実力派商品です。
FRP専用設計というところも嬉しいですね。
③スーパーキャブレタークリーナー(泡タイプ)
この商品はカタログにこそ載っていますが、普段あまり売れることはないです。セールス自体も普段しません
この商品に用事があるのは基本的に同業者や、同じような業種の方達だと思いますが、ヤマルーブケミカルの魅力を伝える目的で、あえて紹介させて頂きたいと思います。
商品名称のとおりキャブレターを洗浄するものなのですが、とにかく強力です。
キャブレターの洗浄力に関しては絶対的な信頼を置いています。※分解して洗浄するのが最大の効果を得られる。
炭素系の汚れを溶かす効果があるので、カーボンなどもガンガン落ちます。吸排気系統などについている黒いススがカーボン等と呼ばれる汚れです。炭素=カーボン。エンジン内部にも有
ただし部品の中には付着すると劣化するモノもあり、ある程度の知識は使用において必要になります。
今回紹介した三商品の中では最も取り扱い注意の部類に入ります。
目に入ると相当ヤバイ事になりそうなので、もし購入される方がいましたら十分注意してください。
取り扱いにこそ注意は必要ですがそのかわり洗浄効果は絶大で、この場を借りて作ってくれている方々にお礼を言いたいくらい個人的には愛着のある商品の一つです。
まとめ
以上ヤマハ・ヤマルーブケミカルの紹介でした。
普段なかなか紹介出来ない商品ですが、これらは全て製品(船外機等)購入後の快適さに関わる用品です。
船外機本体購入後も継続的にお客様に満足頂こうというメーカーさんの姿勢が、これら普段は目立たない商品の作りこみ方からも垣間見えてきます。
ヤマルーブのケミカル製品には、私(昭和60年生まれ)の幼少期より存在していたスーパーロングセラー商品が今もたくさんそろっています。
その事実もまた、ヤマルーブ(ヤマハ)製品の愛好者が多いことの一つの証明になるのではないでしょうか。